10月は運動会という大きな行事をやり遂げた達成感が、子どもたちの表情を一段と頼もしく変えてくれる時期。
保育士ママである私も、この時期の年長クラスで行事の緊張から解放された子どもたちが、今度はお友だちと「どんぐり迷路を作ろう!」「ハロウィンはこんな衣装にしたい」と、自分たちで遊びをクリエイトしていく姿をワクワクしながら見守ってきました。
就学に向けて自分の体や健康への意識を高めつつ、深まる秋を仲間とともに遊び尽くしたいですね。
この記事では忙しい先生たちのために、そのまま使える文例をまとめています。
少しでも書類を早く終わらせて、子どもたちと向き合えるように参考にしてください。
5歳児・10月の子どもの姿
行事を経て絆が深まり、自分たちで生活を整えようとする最高学年らしい姿をまとめました。
- 運動会を終えた自信から、新しいことにも「やってみよう!」と意欲的に取り組み、お友だちと励まし合う姿が見られる。
- 秋の深まりとともに戸外での活動を楽しみ、紅葉や落ち葉の変化に気づいて図鑑で調べたり、自然物を使った遊びを発展させたりする。
- 「お腹がすくのは動いたからだね」「早く寝ると元気が出るね」など、自分の体や健康的な生活習慣に興味を持ち、意識して過ごそうとする。
- お友だちとの話し合いの中で、互いの意見を尊重し合いながら、クラスの決まり事や行事の準備を協力して進めていく。
- 就学への意識が少しずつ高まり、身の回りの整理整頓や、時計を見て次の活動の準備を自分たちで行おうとする。
5歳児・10月のねらい
協同性の深化と自己管理能力の芽生えを軸にしたねらいを設定しています。
- 爽やかな気候の中で十分に身体を動かし、お友だちと共通の目標を持って遊ぶ楽しさを味わう。
- 秋の自然事象に興味・関心を持ち、五感を使って発見を楽しんだり、不思議に思ったことを調べたりする。
- 自分の体や健康に関心を持ち、気温に合わせた衣服の調節や規則正しい生活を自ら行おうとする。
- お友だちの良さに気づき、認め合うことで、自分自身の自信や他者への信頼感を深める。
- 行事(ハロウィン、生活発表会)に向けた準備を通し、役割を持って取り組む充実感を味わう。
5歳児・10月の内容および構成(5領域)
小学校生活を意識した自律と、豊かな表現を盛り込んだ構成です。
養護(生命・情緒)
- 生命: 朝晩の気温差に応じた衣服の調節を自分で行い、清潔な生活(手洗い・うがい)や食事の大切さを知って健康に過ごす。
- 生命: 給食室の見学などを通して、食材や調理員への感謝の気持ちを持ち、食事の時間を大切にする。
- 情緒: 行事後のリラックスした雰囲気の中で好きな遊びを存分に楽しみ、保育者にありのままの気持ちを受け止めてもらうことで情緒の安定を図る。
- 情緒: 新しい体験への不安がある子には無理強いせず、見学の時間を設けるなど、個々のペースに寄り添い安心して活動できるようにする。
教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)
- 健康: 運動会で使用した遊具等を使って身体を動かす心地よさを味わい、食・眠・動のバランスが健康に繋がることを知る。
- 人間関係: 「いいところ探し」などの活動を通してお友だちと認め合い、グループで協力して課題を解決する達成感を味わう。
- 環境: 戸外探索で秋の自然物を収集し、身の回りの整理整頓がもたらす心地よさを感じながら、環境を整える工夫をする。
- 言葉: クラスの決め事を話し合う中で、相手の話を最後まで聞き、自分の考えを分かりやすく伝えようとする姿勢を育む。
- 表現: ハロウィンの由来を知って衣装製作を楽しんだり、生活発表会に向けて和太鼓などの楽器に触れ、音を合わせる楽しさを味わう。
5歳児・10月の環境構成と保育者の援助
主体的な学びを支える工夫と、就学への具体的な支援をまとめています。
- 環境: 秋の自然を深掘りできるよう、図鑑、虫眼鏡、収集用バッグをセットにして、いつでも持ち出せるコーナーを作る。
- 環境: ハロウィンや太鼓の取り組みがスムーズに進むよう、手順をイラストで示した掲示板を用意し、見通しを持って取り組めるようにする。
- 援助: 話し合いが停滞した時は、保育者は解決策を提示せず、子どもたちが納得するまで考えられるよう、さりげない質問で議論を支える。
- 援助: 自分の良さに気づきにくい子には、具体的な行動(「〇〇くん、靴を揃えていて素敵だね」等)をみんなの前で紹介し、自信に繋げる。
- 援助: 太鼓の練習などは短時間で集中して行い、「もっとやりたい」という意欲が次回の活動に繋がるよう、メリハリのある指導を心がける。
小学校教育との接続(架け橋期)
- 時間の意識: 20~30分程度、椅子に座って集中して取り組む活動(製作や文字の練習等)を取り入れ、学習への導入を図る。
- 生活習慣: 小学校の水道や蛇口、蓋付きの容器など、指先を使う動作を日常の中で練習できるようにする。
- 自己理解: 自分の体の状態(お腹が痛い、眠い等)を言葉で正確に伝えられるよう、保育者が丁寧に応答し、対話の力を育む。
保育士ママの「ここが書き方のコツ!」
10月の月案で5歳児の成長を書くときは、内省と共感の芽生えを意識して書くのがポイントです!
「お友だちを応援する」「悪いことをしたら自分で反省して謝る」といった、5歳児ならではの心の成熟を書類に記述すると、年長担任らしい質の高い計画になります。
また、食育についても食べるだけでなく「給食室の見学=社会との繋がり・感謝」という視点を入れましょう。
さらに、小学校接続の項目では座る姿勢や時間の見通しに触れ、就学を見据えたきめ細やかな配慮をアピールするのがコツですよ!
まとめ
5歳児・年長クラスの10月は、子どもたちの自治能力がぐんと高まり、クラスが自分たちの居場所として成熟していく素晴らしい時期です。
予定通りに進まなくても大丈夫!
「今日は秋風が気持ちいいね」と、みんなで外に飛び出して深呼吸するような、ゆったりした時間も大切にしてください。
この文例をベースにアレンジして、サクッと事務作業を終わらせてくださいね。
先生が余裕を持って笑顔でいることが、子どもたちが自信を持って小学校へ向かうための、一番のエネルギーになります。
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