「3歳児の絵本、少し長めのお話でも集中して聞いてくれるかな?」とお悩みではありませんか?
3歳を過ぎると、お友達との関わりが増え、言葉の数が爆発的に増える時期です。
ストーリーの展開を予想したり、登場人物の気持ちを想像したりする力もぐんぐんと育っていきます。
3歳児にとって絵本は、言葉のリズムで遊んだり、「次はどうなるの!?」とワクワクしながらお話の世界を冒険できる最高のツールです。
今回は、3歳児の子どもたちが笑顔になるおすすめの絵本10選と、失敗しない絵本の選び方を分かりやすく解説します!
【3歳児向け】絵本の選び方3つのポイント

3歳児の子どもに絵本を選ぶときは、以下の3つのポイントを意識してみましょう。
「次はどうなる?」と展開を予想したり突っ込みたくなるもの
3歳児はお話の筋道が分かるようになるため、「あぶない!」「ダメだよ〜!」と思わず絵本に向かって突っ込みたくなるようなユーモラスな展開が大好きです。
言葉の幅が広がる時期だからこそ、「どうなっちゃうと思う?」と親子の言葉のキャッチボールを楽しみながら読める絵本がおすすめです。
リズムが心地よい言葉遊び・時代を超えて愛される名作や昔話
しりとりや回文、おかしな変化を楽しめる言葉遊び絵本は、3歳児の言葉への好奇心を刺激してくれます。
また、古くから語り継がれている北欧の民話や日本の昔話などの伝承的な絵本も、しっかりとしたストーリー展開で子どもの心に深く残り、豊かな感性の土台を作ってくれます。
乗り物・動物・仕事など特定の分野に詳しくなれるもの
自分の好きなものへのこだわりや探求心が強くなるのも3歳児の特徴です。
乗り物や虫、お店屋さんなど、特定のジャンルに特化した絵本は「もっと知りたい!」という知識欲を満たしてくれます。
子どもが今、何に興味を持っているのかを知るきっかけにもなりますよ。
【保育士ママの知恵】おばけやちょっと怖いものにドキドキ
3歳児は想像力が豊かになる反面、暗い場所やおばけを少し怖がるようになります。
でも、絵本の中のユーモラスなおばけは大好物!
「怖いけど見たい…!」というドキドキ感を絵本の中で安全に体験することは、子どもの感情を豊かにし、ちょっぴり強い心を育てるステップにも繋がります。
【保育士ママ厳選】3歳児におすすめの絵本10選
3歳児クラスの子どもたちが大好きな、本当におすすめしたい10冊を厳選しました!
三びきのやぎのがらがらどん
- 訳: せた ていじ / 絵: マーシャ・ブラウン
- 出版社: 福音館書店
どんな絵本?
大きさの違う3匹のヤギ(名前はみんな「がらがらどん」)が、山の草を食べにいきます。途中の谷川の橋の下には不気味な怪物トロルが潜んでいて、ヤギたちを食べようと待ち構えている、ノルウェーの有名な民話絵本です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- ハラハラドキドキの名作昔話:
不気味な音が響く橋のシーンでは、3歳児クラスのお部屋が静まり返るほどの緊張感!最後に大きいヤギがトロルをやっつける爽快感は、子どもの心に強く残ります。 - 劇遊びやごっこ遊びの定番に:
保育園でも大人気の絵本で、読み終わったあとは子どもたちが自分で「がらがらどん」や「トロル」になりきって遊ぶ姿がたくさん見られます。
ノラネコぐんだん パンこうじょう
- 作: 工藤 ノリコ
- 出版社: 白泉社
どんな絵本?
ちょっとワルだけど憎めない8匹のノラネコたちが、ワンワンちゃんのパン工場をのぞき見。「パンって簡単そう、作ってみよう!」と夜中に忍び込みますが、大変な大爆発を起こしてしまい…?
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- お決まりの展開に突っ込みが止まらない:
ノラネコたちのいたずら大失敗からの、ワンワンちゃんに怒られる定番の流れが3歳児に大ウケ。「ダメなんだよ〜」「ドッカーンってなったね!」とたくさんの言葉が飛び出します。 - 大ヒットシリーズで楽しめる:
『ノラネコぐんだん おすしやさん』や『ノラネコぐんだん アイスのくに』など、どれも美味しそうな食べ物とユーモアが詰まったハズレなしの超人気シリーズです。
てぶくろ
- 訳: 内田 莉莎子 / 絵: エウゲーニー・M・ラチョフ
- 出版社: 福音館書店
どんな絵本?
おじいさんが雪の中に落とした片方の手袋。そこに、ねずみやカエル、うさぎなど、森の動物たちが次々と「わたしもいれて」「ぼくもいれて」とやってきて、ぎゅうぎゅうに暮らすウクライナの民話絵本です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- お友だちを優しく受け入れる心が育つ:
どんなに狭くても「どうぞ」と仲間を入れてあげる温かいやり取りが、お友だちとの関わりが増える3歳児の心に優しく染み込みます。 - 「ぎゅうぎゅう」の楽しさ:
最後には大きなくままで入ってくる展開にワクワク!同じロシア・ウクライナ系の優しい冬の昔話として『おおきなかぶ』なども合わせておすすめです。
おばけのてんぷら
- 作・絵: せな けいこ
- 出版社: ポプラ社
どんな絵本?
天ぷらが大好きなうさこが、お家で美味しく天ぷらを揚げています。そのいい匂いに誘われて、山からおばけがこっそりやってきますが、天ぷらをつまみ食いしているうちに、おばけ自身が衣の中に落ちてしまい…?
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- ちょっと怖いけど大爆笑のおばけ絵本:
せなけいこ先生の独特なちぎり絵の世界観と、マイペースなうさこのやり取りが魅力的。おばけが天ぷらにされちゃう!というシュールな展開に3歳児は釘付けです。 - 「おばけ」や「うさこ」シリーズが豊富:
『ねないこだれだ』の赤ちゃん版からステップアップして、この『めがねうさぎ』シリーズを少しずつ集めていくと、お話の楽しさがさらに広がります。
くれよんのくろくん
- 作・絵: なかや みわ
- 出版社: 童心社
どんな絵本?
新品のクレヨンたちが、白い画用紙を見つけて次々に綺麗な絵を描いていきます。でも、絵を汚してしまうからと「くろくん」だけは仲間外れに。寂しがるくろくんですが、シャープペンシルのお兄さんが素敵な魔法を教えてくれて…?
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 色への興味と仲間意識の芽生え:
3歳児にとって身近なお絵描き(クレヨン)がテーマ。みんな違ってみんな良い、というお友達を大切にする気持ちを、くろくんの逆転劇を通して優しく学べます。 - 『くろくんとちいさいしろくん』なども人気:
この「くれよんのくろくん」シリーズには、乗り物が登場するお話などもあり、お絵描きが大好きな子どもたちのイマジネーションを膨らませてくれます。
へんしんトンネル
- 作・絵: あきやま ただし
- 出版社: 金の星社
どんな絵本?
そのトンネルをくぐると、なぜか別のものに変身してしまう不思議なへんしんトンネル。「かっぱ、かっぱ…」とつぶやきながらくぐると、トンネルを抜けたときには「ぱか、ぱか(お馬さん)」に変身しちゃいます!
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 声に出して楽しい言葉遊び:
言葉を繰り返し言うことで違う言葉に変わる回文の面白さが分かり始める3歳児にドンピシャ!保育園でも、読むとクラス全体が大合唱になります。 - 『へんしんトイレ』などミリオンセラーシリーズ:
この「へんしんシリーズ」は、マラソン、クイズ、おばけなどたくさんのタイトルがあり、言葉の楽しさを体感できる最高の知育絵本シリーズです。
おばけのやだもん
- 作・絵: ひらの ゆきこ
- 出版社: 教育画劇
どんな絵本?
なんでも「やだやだ!」と言う子どものところに、「やだやだ、だ〜い好き!」とやってくるおばけのやだもん。やだもんがペタッとくっつくと、やだやだパワーがさらにパワーアップしてしまいますが…?
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- イヤイヤ期の余韻が残る3歳児の特効薬:
自分の姿を客観的に見て、「やだもんが来ちゃうからお片付けしようかな…」と、クスッと笑いながら自分の行動を振り返るきっかけをくれる絵本です。 - 『おばけのやだもん だだっこえんにいく』など生活応援シリーズ:ご飯を食べない子、お出かけを嫌がる子など、幼児期の「やだやだ」に優しく寄り添ってくれる人気シリーズなので、子育ての強い味方になってくれます。
どんぐりむらのパンやさん
- 作・絵: なかや みわ
- 出版社: Gakken
どんな絵本?
どんぐりむらのパン屋さんを営むパパとママ、そして可愛い子どもたちの心温まるお話。新しいパンのアイデアに悩む両親と、家族の絆を描いた、ディテールがとても細かい大人気お店屋さん絵本です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 特定の分野やお仕事に詳しくなれる:
どんぐりの種類や、パン作りの工程、お店の様子が細かく描き込まれていて、3歳児の「もっと見たい、知りたい!」という好奇心を隅々まで満たしてくれます。 - どんぐりむらシリーズは世界観が抜群:『どんぐりむらのぼうしやさん』や『どんぐりむらのおまわりさん』などがあり、村のマップを見ながら「あ、ここにあのお店がある!」と長く深く楽しめる名作シリーズです。
パンどろぼう
- 作: 柴田 ケイコ
- 出版社: KADOKAWA
どんな絵本?
美味しいパンを探し求める、怪しいパンどろぼう。美味しいパンを盗み出して隠れ家で大喜びで食べますが、そのお味はまさかの…!?世界中で大ヒットしている、ユーモア抜群の絵本です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 衝撃の表情に子どもたちが大爆笑:
パンどろぼうが「まずい!」と叫ぶあの有名な顔のシーンでは、子どもたちから必ず笑いが起きます。悪いことをしたらきちんと謝る、という教訓がユーモラスに描かれているのも素敵です。 - 続編やグッズも大人気:
『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』や『パンどろぼうとおにぎりぼうやのたびだち』など、次々と新しいお話が出ており、今もっとも子どもたちを熱狂させているシリーズです。
キャベツくん
- 作・絵: 長 新太
- 出版社: 文研出版
どんな絵本?
お腹をすかせたブタヤマさんが、キャベツくんを食べようと捕まえます。キャベツくんが「ぼくを食べると、キャベツになる」と言うと、空にキャベツになったブタヤマさんの姿が浮かび上がり、「ブキャ!」と驚くナンセンス絵本です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 突っ込みたくなるシュールな世界:
ライオンやクジラがキャベツになったらどうなる?という予想外すぎる展開に、3歳児は目を丸くして大喜び!「ありえない!」というユーモアが頭を柔らかくしてくれます。 - 『キャベツくんとブタヤマさん』など続編もハズレなし:
長新太先生の作品は、大人の常識を飛び越えた楽しさでいっぱい。一度ハマると他の作品もどんどん読みたくなる中毒性があります。
まとめ
今回は、保育士ママの視点から3歳児の子どもたちが夢中になるおすすめ絵本10選と、失敗しない選び方のコツをご紹介しました。
最後に、選び方のポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- 「次はどうなる?」と展開を予想したり、突っ込みたくなるものを選ぶ
- リズムが心地よい言葉遊びや、時代を超えて愛される名作・昔話を選ぶ
- 乗り物やお店屋さんなど、子どもが好きな特定の分野に詳しくなれるものを選ぶ
3歳の子どもにとって、お父さんやお母さん、先生とお話の感想を言い合いながら絵本を読む時間は、言葉をさらに豊かにし想像力と思いやりの心を育む素晴らしい栄養になります。
「このおばけ可愛いね」「パンどろぼう、怒られちゃったね」と、ぜひ一緒にたくさんおしゃべりをして、楽しい絵本の時間を過ごしてくださいね!
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