新年度が始まり、子どもたちが少しずつ園生活に慣れてくる5月。
しかし、大型連休を家族と過ごしたことで、登園を渋る子も増える時期です。
また、園によっては保護者懇談会が予定されていることもあり、おたよりで家庭と園の連携を深めることが重要なポイント。
この記事では、5月のおたよりを書く際のポイントや、乳児・幼児クラス向けの挨拶例文をご紹介します。
忙しい保育士のみなさん、ぜひ参考にしてくださいね。
5月のおたより挨拶文を書くときのポイント

ここでは、5月のおたよりを作成する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
連休明けの登園渋りに配慮したメッセージを入れる
ゴールデンウィークを家族と過ごしたことで、園から離れた生活リズムに戻りたくないと感じる子が増えるこの時期。
おたよりには、登園がスムーズになるような工夫や、保護者への声かけを盛り込みましょう。
【例文】
「ゴールデンウィークが明け、久しぶりの登園に少し不安そうな表情を見せるお子さんもいます。お家での楽しい時間から園生活への切り替えがスムーズにできるよう、温かく見守っていきたいと思います。」
新しい環境に慣れる時期であることを伝える
新入園児や進級した子どもたちにとって、園生活のリズムに慣れるのはまだまだ時間がかかるものです。
子どもたちが少しずつ園に慣れていく様子を伝えると、保護者も安心できますよ。
【例文】
「4月からの1ヶ月間、子どもたちは新しい環境の中で少しずつ園生活に慣れてきました。好きな遊びを見つけたり、先生やお友だちと関わる時間が増えたりと、それぞれのペースで成長しています。」
保護者懇談会の案内や家庭との連携を促す
5月は保護者懇談会を実施する園も多い時期です。
おたよりで事前に案内し、保護者との連携を深めましょう。
【例文】
「今月は保護者懇談会を予定しております。お子さまの園での様子をお伝えするとともに、ご家庭での様子やお困りごとなどを共有できる機会になればと思います。」
5月のおたより挨拶例文(乳児クラス)


例文1
新年度が始まり1ヶ月が経ちました。
少しずつ園での生活にも慣れ、笑顔で過ごす姿が増えてきた子どもたち。
ゴールデンウィーク明けは、登園を渋るお子さんもいるかもしれません。
安心して過ごせるよう一人ひとりに寄り添っていきたいと思います。
例文2
進級して1ヶ月が経ち、クラスの環境にも少しずつ慣れてきた様子が見られます。
新しいお友だちにも興味を示し、一緒に遊ぶ姿が増えてきました。
引き続き、お子さまたちの気持ちに寄り添いながら、安心できる環境を作っていきたいと思います。
5月のおたより挨拶例文(幼児クラス)


例文1
楽しかったゴールデンウィークが終わり、久しぶりの登園となった子どもたち。
ちょっぴり涙をみせる姿もありますが、お友だちや保育者と関わる中で、少しずつ気持ちを切り替えられるように支えていきます。
お家でも『先生やお友だちとどんなことをしたの?』など聞いていただくと、お子さんの気持ちが前向きになるかもしれません。
例文2:保護者懇談会のお知らせを添えて
新年度がスタートし1ヶ月が経ちました。
お子さまたちは新しい環境の中で、さまざまな経験を重ねながら成長しています。
今月は保護者懇談会を予定しております。
園での様子をお伝えするとともに、ご家庭でのご様子やお悩みなどをお話しいただければと思います。
まとめ
5月は、子どもたちが園生活に慣れながらも、大型連休による環境の変化で気持ちが揺らぎやすい時期です。
登園渋りや保護者懇談会を考慮し、家庭との連携を大切にしながら、おたよりの内容を工夫しましょう。
今回紹介したポイントや例文を参考に、保護者に寄り添ったおたよりを作成してみてください。