「2歳児に絵本を選ぶとき、どんなお話なら集中して聞いてくれるかな?」とお悩みではありませんか?
2歳を過ぎると、おしゃべりが一段と上手になり、想像力やユーモアのセンスが育つ一方で、イヤイヤ期や「自分でやりたい!」という強い自己主張が始まる時期でもあります。
2歳児にとって絵本は、自分のやりたい気持ちを応援してもらえたり、思わずクスッと笑って心がほぐれたりする、毎日の育児の強い味方になります。
今回は、2歳児の子どもたちが笑顔になるおすすめの絵本10選と、失敗しない絵本の選び方を分かりやすく解説します!
【2歳児向け】絵本の選び方3つのポイント

2歳児の子どもに絵本を選ぶときは、以下の3つのポイントを意識してみましょう。
「自分でやりたい!」を応援する生活や色の絵本
衣服の着脱やトイレなど、まだ上手にできなくても「自分で!」という意欲が溢れる時期です。
絵本を通して「できた!」という達成感を擬似体験できるものや、少しずつ分かり始める赤・青・黄色などの色やクレヨンを題材にした絵本は、子どものやる気の種を優しく育ててくれます。
クスッと笑えるユーモア・次の展開を当てるめくる楽しさ
2歳児はおかしな状況や意外な結末を理解して笑えるようになります。
思わず大人も笑ってしまうようなユーモア溢れる絵本や、ページをめくることで「次はどうなるのかな?」とワクワクする仕掛けのある絵本は、子どもの可愛いリアクションをたくさん引き出してくれます。
自然や生き物への興味を広げるもの
お散歩や外遊びが大好きな2歳児にとって、自然や虫、動物はときめくものばかり。
お散歩の前に自然を題材にした絵本を読めば「あ、絵本にあった葉っぱだ!」と外遊びが何倍も楽しくなりますし、雨の日でお外に行けないときのワクワク感も満たしてくれます。
【保育士ママの知恵】イヤイヤ期こそ絵本のユーモアを借りて
2歳児のイヤイヤ期に頭を悩ませているママや保育士さんは多いですよね。
「ダメ!」と叱るよりも、「イヤイヤばかりしてたらどうなっちゃうかな?」というお話をユーモラスに描いた絵本を一緒に読むことで、子どもが客観的に自分の気持ちに気づき、ハッと意識を切り替えるきっかけをくれることがありますよ。
【保育士ママ厳選】2歳児におすすめの絵本10選
2歳児クラスの子どもたちが大好きな、本当におすすめしたい10冊を厳選しました!
ぐりとぐら
- 作: 中川 李枝子 / 絵: 大村 百合子
- 出版社: 福音館書店
どんな絵本?
お留守番や外遊びが大好きな野ねずみの「ぐり」と「ぐら」が、森で大きな卵を見つけます。その卵を使って、みんなのために大きなカステラを作る、世代を超えて愛される超ロングセラー絵本です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- お料理と食べ物への憧れ:
フライパンからふんわり膨らむカステラの黄色い絵は、2歳児の視線を一瞬で釘付けにします。お歌のようなリズムの文章も心地よいです。 - ぐりとぐらシリーズは他にもたくさん:
かいすいよく、えんそく、おきゃくさまなど、季節やイベントに合わせたシリーズがたくさん出版されているので、お気に入りを集めて楽しめます。
ゆっくとすっく トイレでちっち
- 作: たかてら かよ / 絵: さこ ももみ
- 出版社: ひかりのくに
どんな絵本?
2歳児の等身大の姿を描いた「ゆっくとすっく」シリーズの一冊。動物たちがかっこいいトイレで「ちっち」をする姿を見て、ゆっくとすっくもトイレに行ってみたくなるお話です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- トイトレのやる気を優しくプッシュ:
「自分でやりたい!」という気持ちを、可愛い動物たちが応援してくれます。失敗しても大丈夫、という安心感があるのも魅力です。 - ゆっくとすっくシリーズは他にも大人気:
この「ゆっくとすっく」シリーズには、『ゆっくとすっくとやだやだおばけ』や『こんなときってなんていう?』など、2歳児の日常や自然、生活習慣に寄り添った名作が揃っています。
パンダ銭湯
- 作・絵: tupera tupera
- 出版社: 絵本館
どんな絵本?
パンダ以外の入湯はお断りという不思議な銭湯に、パンダの親子がやってきます。そこで明かされる、パンダたちの衝撃の秘密に、子どもも大人も大爆笑間違いなしのユーモア絵本です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 驚きとユーモアの連続:
パンダたちが服(?)を脱いでいくシーンでは、保育園の子どもたちからも「ええーっ!」と大歓声が上がります。色のコントラスト(白・黒)もハッキリしていて見やすいです。 - tupera tuperaの世界にハマる:
この独特なユーモアが気に入ったら、同じ作者の『しろくまのパンツ』なども仕掛けがあって2歳児にとてもおすすめです。
どうぞのいす
- 作: 香山 美子 / 絵: 柿本 幸造
- 出版社: ひさかたチャイルド
どんな絵本?
うさぎさんが作った小さな椅子に「どうぞのいす」という看板を立てておきます。そこにやってきた動物たちが、置いてある栗やハチミツを食べては、「あとの人にお気の毒」と別のものを置いていく、思いやりのリレーのお話です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- お友達を思いやる優しい心が育つ:
お友だちとの関わりが増えてくる2歳児にぴったりな「どうぞ」の精神が、温かい絵と共に自然と伝わります。 - 続きのシリーズもおすすめ:
この優しい世界観は『ごろりん ころん ころろろろ』など、同じうさぎさんたちが登場する続編の絵本でも楽しむことができます。
たまごにいちゃん
- 作・絵: あきやま ただし
- 出版社: 鈴木出版
どんな絵本?
本当はもう卵から生まれるくらい大きくなっているのに、「ずっと卵のままでいたい」としがみついている、たまごにいちゃんのお話です。お母さんに温めてもらえる特権を手放したくないのですが…?
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- イヤイヤ期・赤ちゃん返りの心に寄り添う:
「お兄ちゃんになりたいけど、甘えたい」という2歳児の複雑な葛藤にピタッとハマり、子ども自身が深く共感できる絵本です。 - 大ヒットシリーズで長く楽しめる:
『からすのたまごにいちゃん』や『がんばるたまごにいちゃん』など、たくさんの仲間たちのシリーズがあり、幼児期を通じて長く愛される定番です。
14ひきのあさごはん
- 作: いわむら かずお
- 出版社: 童心社
どんな絵本?
おとうさん、おかあさん、おじいちゃん、おばあちゃん、そしてきょうだい10ぴき。14ひきのねずみの家族の、瑞々しい朝の景色と美味しそうな朝ごはんの時間を描いた名作自然絵本です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 美しい自然の予習にぴったり:
森の美しい緑や野いちご摘みの描写が本当に美しく、外遊びや自然への好奇心を優しく刺激してくれます。 - 14ひきシリーズは季節ごとに大活躍:
『14ひきのせんたく』や『14ひきのおつきみ』など、日本の四季や自然を丁寧に描いたシリーズなので、その時の季節に合わせて読み聞かせるのがおすすめです。
できるかな?あたまからつまさきまで
- 作・絵: エリック・カール / 訳: くどう なおこ
- 出版社: 偕成社
どんな絵本?
ペンギン、ねこなどの動物たちが「ボクはあたまをまわせるよ、きみはできるかな?」と問いかけてきます。それに合わせて「できるよ できる!」と、動物たちと同じポーズを真似して楽しむ、世界的ベストセラー絵本です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 身体を動かす楽しさが爆発!:
ただ座って聞くだけでなく、ペンギンになりきって首を回したり、ゴリラのように胸を叩いたりと、2歳児が全身を使って大はしゃぎできる絵本です。雨の日の室内遊びにも大活躍します。 - エリック・カール先生の音頭(CD)もおすすめ:
この絵本には有名な公式の歌(CD)があり、保育園でもその音楽に合わせてみんなで体操のように踊るのがお決まり。お歌と一緒に楽しむとさらに盛り上がりますよ!
そらまめくんのベッド
- 作・絵: なかや みわ
- 出版社: 福音館書店
どんな絵本?
そらまめくんの宝物は、雲のようにふわふわで綿のように柔らかい自分のベッド。お友だちのえだまめくんたちが「貸して」と言っても、絶対に貸してあげなかったのですが、ある日そのベッドがなくなってしまい…?
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 「貸して」「いいよ」の葛藤に:
「自分のものを独り占めしたい!」という2歳児のリアルな所有欲に寄り添いながら、お友だちと分け合う優しさを教えてくれるお話です。 - 『そらまめくんのあたらしいベッド』など続編もたくさん:
そらまめくんシリーズには続編の他にも『そらまめくんのありがとう』といったやりとりに欠かせない言葉シリーズもあり、2歳児にとてもおすすめです。
ドアをあけたら
- 作・絵: しまだ ともみ
- 出版社: 東京書店
どんな絵本?
型抜きの窓からのぞくと、お部屋の中にカエルさんやおばけがいるように見えます。でも、ドキドキしながらページ(ドア)を開けてみると、実は全く違う動物が隠されている、大人気の型抜きしかけ絵本です。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 「ハラハラ」から「ほっ」とするギャップ:
「ドアを開けたら怖い生き物がいるかも…」というスリルに、2歳児は釘付け!めくった後に「なーんだ、可愛いパンダさんだった!」と分かったときの、子どもたちのホッとした笑顔がたまりません。 - めくる楽しさが癖になる!:
予想を裏切る展開が楽しくて、「もう1回!」のリクエストが止まらなくなる一冊です。同じ作者の『ドアをあけたら うみのおうち』なども、同じワクワク感が味わえる大人気シリーズなのでおすすめです。
コッケモーモー
- 作: ジュリエット・ダラス=コンテ / 絵: アリソン・バートレット / 訳: たなか あきこ
- 出版社: 徳間書店
どんな絵本?
自分がなんて鳴くかを忘れてしまった、おっちょこちょいなおんどりのお話です。「コケコッコー」と言いたいのに、牛さんと混ざって「コッケモーモー!」と鳴いてしまい、牧場の動物たちと大騒ぎになります。
保育士ママの「ここがおすすめ!」
- 声に出して大笑いできるオノマトペ:
「コッケモーモー!」「コッケブーブー!」など、おかしな鳴き声が登場するたびに、2歳児クラスの子どもたちは爆笑します。 - 動物への興味とユーモア:
身近な動物たちの鳴き声をしっかり理解し始めた2歳児だからこそ、この間違いの面白さがバッチリ伝わって盛り上がります。
まとめ
今回は、保育士ママの視点から2歳児の子どもたちが夢中になるおすすめ絵本10選と、失敗しない選び方のコツをご紹介しました。
最後に、選び方のポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- 「自分でやりたい!」を応援する生活や色の絵本を選ぶ
- クスッと笑えるユーモアや、めくる楽しさのあるものを選ぶ
- 自然や生き物への興味・お外遊びへの好奇心を広げるものを選ぶ
2歳の子どもにとって、大好きな人の声で絵本を読んでもらう時間は、イヤイヤ期で高ぶった心をホッと落ち着かせる、かけがえのない安心の時間になります。
最初はお話をじっくり聞いていたかと思えば、「次はこうなるんだよ!」と得意げに教えてくれるなど驚くような成長の姿を見せてくれるようになりますよ。
ぜひ、お気に入りの一冊を見つけて、今しかできない愛おしい絵本の時間を楽しんでくださいね!
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