保育士のみなさん、おたよりの挨拶文に悩んでいませんか？
おたよりは園と保護者をつなぐ大切なツールであるものの、「毎月何を書いたらいいんだろう？」と頭を抱えますよね。
4月は新年度の始まり。
入園・進級を迎えた子どもたちは、新しい環境にワクワクしたり、ちょっぴり不安を感じたりする時期です。
おたよりの挨拶文では、安心感を与える言葉や、新しい生活への期待を持たせる内容を心がけるとよいでしょう。
この記事では、乳児クラス・幼児クラス向けに、それぞれ2例ずつの4月のおたより挨拶例文をご紹介します。
入園・進級のどちらにも対応できる内容なので、ぜひ参考にしてくださいね。
4月のおたより挨拶文を書くときのポイント
おたよりの挨拶文には「何を書けばいいのか」悩みますよね。
ここでは、4月のおたよりを作成する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
温かい歓迎の気持ちを伝える
新しく入園する子どもたち、進級する子どもたちが安心して園生活をスタートできるように、温かい言葉で迎えましょう。
【例文】
「ご入園、ご進級おめでとうございます！新しい環境にドキドキしているお子さんもいると思いますが、一緒に楽しく過ごしていきましょう。」
「桜の花が咲き、新しい季節が始まりました。子どもたちの成長を共に見守り、温かくサポートしていきます。」
子どもの気持ちに寄り添う表現を心がける
入園・進級に不安を感じる子どもも多い時期です。
「初めは涙を見せる姿はあっても、少しずつ慣れていきますよ」といった安心感を与える文章を入れると良いでしょう。
【例文】
「新しいお部屋や先生に最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、少しずつ慣れていきます。お子さんが安心して過ごせるよう、職員一同しっかりとサポートしていきますね。」
保護者へ協力をお願いする
保護者も新生活に不安を抱えていることが多いので、家庭と園の連携を大切にする姿勢を伝えましょう。
【例文】
「おうちでの様子や気になることがありましたら、いつでもご相談ください。職員一同、お子さんの成長を温かく見守っていきます。」
「お子さんが安心して園生活を過ごせるよう、ご家庭でも『今日はどんな遊びをしたの？』とお話を聞いてあげてみてくださいね。」
4月の行事や園生活の流れを伝える
4月は慣らし保育や園の行事があるため、スケジュールを簡潔に伝えておくと、保護者も準備しやすくなります。
【例文】
「今月は慣らし保育の期間となります。お子さんのペースに合わせながら、少しずつ園生活に慣れていけるようにしていきます。」
「4月○日には進級お祝い会を予定しています。子どもたちの新しいスタートをお祝いし、一緒に楽しい時間を過ごしたいと思います。」
4月のおたより挨拶例文（乳児クラス）
例文1：新入園児向け
ご入園おめでとうございます！
春の暖かな陽気とともに、新しい園生活がスタートしました。
入園したばかりの子どもたちは、少しずつ園の雰囲気に慣れようとしています。
最初は涙が出ることもありますが、抱っこをすると安心したり、お気に入りのおもちゃを見つけて遊んだりする姿がみられるようになりました。
これから、お子様が安心して過ごせるよう、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、温かく見守っていきたいと思います。
保護者の皆さまと、たくさんの成長を一緒に見守れることを楽しみにしています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
例文2：進級児向け
進級おめでとうございます！
一つ大きなクラスになり、お兄さんお姉さんになった子どもたち。
新しいお部屋や先生、お友だちにドキドキしているかもしれませんね。
その中でも、「○○ちゃん！」とお友だちの名前を呼ぶ声が聞こえたり、保育者と一緒におもちゃで遊ぶ姿が見られたりと、だんだん笑顔も増えてきました。
新しい環境に戸惑うこともあるかと思いますが、子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、安心して過ごせるようにしていきます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
4月のおたより挨拶例文（幼児クラス）
例文1：入園児向け（3歳児）
ご入園おめでとうございます！
新しいクラス、新しいお友だち、新しい先生。
ドキドキワクワクの4月が始まりました。
新しい環境になって、ちょっぴり緊張気味な子どもたち。
これから、子どもたち一人ひとりのペースを大切にしながら、安心できる関わりをしていきたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
例文2：進級児向け（4・5歳児）
進級おめでとうございます！
進級して、ひとまわりお兄さん・お姉さんになった子どもたち。
新しいお部屋や先生、お友だちと過ごす毎日には、期待とちょっぴりの緊張が入り混じっているようです。
これからの一年は、お友だちや保育者と笑ったり泣いたり、たくさんのことを経験しながら、みんなで成長していけるクラスにしていきたいと思います。
一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、楽しく安心して過ごせるようにしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まとめ
4月のおたよりの挨拶文では、「安心感」「新しい環境への期待」「子どもたちの様子」を伝えることが大切です。
入園・進級を迎えた保護者の方々に、「うちの子、園で頑張っているんだな」と安心してもらえるような言葉を選びましょう。
忙しい保育士のみなさんの、おたより作りの参考になれば嬉しいです！