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【保育士が教える】保活のやり方と見学のチェックポイント3つ

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産休・育休中のみなさんにとって、一大イベントといえば「保活」

新年度が始まったら、重い腰をあげて保活しようとお考えの方も多いと思います。

でも「保活」といっても、「何から始めたらいいかわからない」「どうやって保育園を選んだらいいの?」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、現役保育士で、2児の母でもある私が、認可保育園に20園以上見学に行った体験から、保活のやり方や見学のチェックポイントを徹底解説。

大切なお子さんを預ける保育園選びのために、ぜひ参考にしてみてください。

目次

保活のやり方とは?

保活ってどうやってやればいいの?

初めてだと何から始めればいいかわからないですよね。
ここでは、保活のやり方を3ステップで解説します!

1.情報収集しよう

保活を始めるにあたって、まず必要なのが情報収集です。

お住まいの近くにどんな保育園がどのくらいあるのか確認しましょう。

お住まいの自治体の役所に行って、入園案内と申請書類一式、保育園マップ(自治体内の保育園所在地が載っているもの)を入手します。

入園案内や申請書類は最新のものがあればいいですが、4月入園のものは前年の10月頃からの配布が多いです。

最新のものでなくても保育園の所在地などは載っていますし、保活についてのスケジュールや必要になる書類の確認はできるので、もらっておくと後々焦らずに済みますよ。

2.通園可能な園を見つけよう

次に実際に通える距離の保育園を見つけます。

役所で保育園マップがもらえると楽ですが、なければご自身で地図を用意し、保育園の場所を印付けしてみるとわかりやすいです。

自宅からの距離、通勤が必要であれば駅やバス停からの距離などを考慮して保育園を探します。

ただし、駅近の保育園は人気が高い場合が!

お住まいの地域が保活の激戦区であれば、通える範囲を広めて見ておくことをおすすめします。

3.保育園の見学予約をしよう

通園可能な保育園がいくつか見つかったら、次は保育園の見学に行きましょう。

見学には予約が必要です。

電話申し込みが必要な園や、HPから Web予約ができる園もあるので、調べて予約をとります。

電話での申し込みの場合は午前中10時〜16時頃までの時間帯がおすすめ。

もちろん、どの時間帯でも対応はしてもらえますが、登園が落ち着き主活動に入っている時間帯や、降園のピークが始まる前の時間の方が対応がスムーズです。

4月分の入園申し込み時期が近づくにつれ、見学予約はどんどん埋まっていくので早めに予約をとりましょう!

ここまで来れば、あとは保育園に見学に行くだけです。

保育園には認可と認可外があり、見学のポイントや見学後の入園申し込みなどに違いが!

ここからは、私が実際に認可園の見学に行った体験を通して見学ポイントなどお伝えしていきます。

保育園見学はどんな流れでするの?

見学に行くと、ほとんどの保育園でパンフレットがもらえます。

パンフレットには以下のような内容が書いてあることが多いです。

  • 概要(運営法人、所在地、定員数、開園時間、延長保育時間、延長料金、給食費など)
  • 保育理念や保育目標
  • 1日の生活の流れ
  • 年間行事
  • 持ち物、その他購入するもの など

まずは、パンフレットの内容にそって説明があります。

保育園によってカリキュラムはさまざま。

思いっきり遊ぶことを重視し保育を行う園、外部講師による体操や英語といったカリキュラムが充実している園など、園の特色についての説明があるのもこのタイミングでしょう。

説明後は園内の見学、最後に質問の時間がある流れはどの園も同じでした。

保育士が見る3つのチェックポイントは?

初めての見学では、「保育園のどこを見ておけばいいかわからない」という方も多いですよね。

初めての方にも見学の参考になるようにと、園見学チェックリストというものがあります。

「保育園見学 チェックリスト」と検索すると、いくつか出てくるのでご自身で使いやすいものを参考にしてみてください。

ただし、見学時間はだいたい30分から1時間程度。

何組か一緒に回ることがほとんどなので、自分だけじっくり見学してすべてチェックを…というわけにはいきません。

そこで、保育士の私が特に見ているチェックポイントを3つご紹介します。

1.保育士の雰囲気はどうか

大切なお子さんをお世話にしてくれるのが保育士の先生です。

私は見学に行くとまず先生たちが働いている姿を観察します。

生き生きと働いているか、保育士同士の会話の雰囲気、子どもへの言葉遣いや声かけの仕方…など。

見学の案内をしてくれるのは園長や主任といった上に立つ人たちがほとんどです。

もちろん園長や主任の雰囲気も大切ですが、子どもたちの1番身近な大人になる保育士の姿はとても重要!

見学に来ているというと、保育士たちにはいつもと違う緊張感はありますが、普段どのような保育をしているのか、よく見ておくことをおすすめします。

特に、子どもたちは1日の大半を一緒に過ごす保育士の言葉遣いや声かけを覚えて真似ることが多いのです。

ちなみに私の上の子は保育園で、集合写真を撮る時の先生の口癖「はい、ポーズ。OKでーす!」を覚えてきました。

2.子どもたちの様子はどうか

保育士の雰囲気と同様に、私が見ているのは子どもたちの様子です。

何園か見学に行くと、保育園それぞれのカラーを感じられるようになってくると思います。

子どもたちの様子はどんな保育をしているのかが1番現れてくるところ。

人懐っこく喋りかけてくる子たちが多い、自発的に挨拶できる子たちが多い、人が来ても遊びに集中している子たちが多い…など。

子ども一人ひとりの性格によるものもありますが、直感的に「こんな雰囲気の子どもに育ってほしいな」と感じる子が多い園を選ぶというのも大事だと思います。

親御さんの直感的なところってものすごく重要なんですよ!

また、「園見学以外でも保育士や子どもの様子を見てみたい」という場合もあるかもしれません。

そんな時は、お散歩コースなどを見学時に聞いておいて、お散歩コースや近くの公園に行ってみるといいでしょう。

涼しくなると午前中に戸外活動が多くなります。

子どもの様子はもちろん、保育士の声かけや対応の仕方といった普段の様子が見られると思いますよ。

園によっては、園庭開放、図書貸し出しなどを行なっているところもあるので、一緒に遊んだりする中でも様子を見てみましょう。

3.室内の整理整頓、清潔さはどうか

保育室内が整理整頓されているかや、清潔さが保たれているかは重要なポイントです。

活動の途中で片付けられていないだけならわかりますが、ただ室内が乱雑に散らかっている園にはいい印象は持ちません。

0歳〜2歳頃の子どもにとっては、誤飲や怪我にもつながり危険です。

また、3歳児以上になると自分で登園時や降園時の支度をするようになります。

やり始めたばかりの子どもたちは上手くできない場合もありますが、一人ひとりのロッカーが整理整頓できているかは、保育士がどのように指導しているのかを見る判断材料にもなります。

室内やトイレ、手洗い場などの水回りの掃除が行き届いているかどうかも見ておくといいでしょう。

室内も水回りも毎日掃除はしているはずですが、行き届いていないように感じる場合、掃除にまで手が回らない(保育士など大人の人数が少なくて)といったことも考えられるのでよく見ておきましょう。

まとめ

保育園は実際に見学してみないとわからないことが多くあります。

候補になる園は必ず見学に行き、ご自身の目で園の雰囲気を確かめるようにしてください。

園の雰囲気はお伝えした3つのポイントのうち、保育士の働いている姿によるところが大きいと思います。

そして、最後に決め手となるのは園を見た親御さんの直感的なところです。

「この保育園いいな」という直感を信じて進めてみてください。

お子さんにとっても親御さんにとっても、納得できる保活となりますように。

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