保育園の連絡帳何書く?保育士ママが教えるちょうどいい書き方ガイド

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「保育園の連絡帳、毎日何を書けばいいのか分からない…」そんなふうに悩んだことはありませんか?

最近はアプリでの記入も増え、項目に沿って入力するだけでOKなケースも多いですが、自由記述の欄があると「これで大丈夫?」と不安になる方も多いはず。

でも実は、保育士にとってちょっとした一言が大きなヒントになるんです。

この記事では現役保育士の目線から、連絡帳に書いてもらえると嬉しい内容や、忙しい朝でも書きやすい例文をご紹介します。

完璧を目指さなくても大丈夫。

お子さんの毎日の成長を、先生と一緒に見守っていきましょう!

目次

【結論】連絡帳は何を書いてもOKです!

連絡帳って何を書くのが正解ですか?

連絡帳って何を書くのか悩みますよね。
特に自由記述欄や子どもの様子の欄は、保育園が初めてのママにとって「何を書くか?」手が止まるのもわかります。
ここでは、連絡帳には何を書いたらいいのか、保育士ママの私が解説しますね。

「連絡帳、何を書けばいいのか分からない」

「適当すぎると思われたらどうしよう…」

そんなふうに不安になって、毎朝連絡帳を前に手が止まってしまったことはありませんか?

特に最近は、紙ではなくアプリでの記入が主流になり、決まった項目を埋めるだけでOKな反面、「自由記述欄には何か書かなきゃ」とプレッシャーを感じる保護者の方も少なくありません。

でも結論からお伝えします。

連絡帳には何を書いても大丈夫。

一言だけでもいいし、書かない日があってもまったく問題ありません。

もちろん、体温や排便の有無、朝食の内容、お迎え時間などの基本情報は、保育園側にとって大切な情報です。

これは体調管理や園での過ごし方を決めるうえで役立つので、記入をお願いします。

でもそれ以外、例えば「家庭での様子」や「困っていること」「何気ない出来事」などは、本当にどんな内容でもOKなんです。

「今朝はテレビに夢中で支度が進まず、少し機嫌が悪かったです」

「最近なんでもイヤ!と言うようになってきました」

「寝る前に絵本を読むのがブームです」

そんな何気ない一言が、保育士にとってはその子の「今」を知る大切な手がかりになります。

完璧じゃなくても、長文でなくても大丈夫。

むしろ、保育士は「書いてくれてありがとう」と感じながら読んでいるんですよ。

保育士目線で見る「ここだけは書いてほしい」5つの基本項目

連絡帳の内容に「正解」はないとはいえ、保育士として毎日チェックしている大切な項目があります。

これは子どもの体調や一日の過ごし方を判断するために欠かせない情報。

逆に、これらが書かれていないと心配になってしまうこともあるほどです。

「最低限これだけは書いておいてもらえると助かる!」という5つの基本項目を、保育士目線でお伝えします。

睡眠時間(就寝・起床)

子どもの体調や機嫌は、前夜の睡眠に大きく左右されます。

「昨夜は22時就寝・6時起床」「夜中に何度か起きました」など、ざっくりで構いません。

寝不足気味であれば、園での活動を少しゆったり目にするなど、対応の参考になります。

朝の体温

登園前の検温は、体調チェックの第一歩。

「平熱だけどちょっと元気がない」「いつもより高めで37.2℃」といった一言もあれば、体調を慎重に見守るきっかけになります。

アプリでの入力が定番でも、特記事項があれば自由記述欄に加えても◎

排便の有無・状態

「出た」「出ていない」だけでも重要な情報ですが、「少しゆるめでした」「便秘気味です」などもありがたいです。

特に投薬中や食事の変化があったときは、排便の様子が体調の変化を教えてくれることがあります。

朝食の有無と内容

朝ごはんをしっかり食べてきたかどうかは、園での活動量に影響します。

「パンとバナナを食べました」「ほとんど食べませんでした」など、量や内容が分かるとより助かります。

お迎え時間とお迎えの人

誰がお迎えに来るのか、何時ごろになるのかは、園としてもとても重要です。

急な変更がある場合は、アプリだけでなく口頭でもお知らせください。

特に初めての方が迎えに来る場合は、事前に写真や情報を共有していただけると安心です。

家庭での様子は「なんでもOK」忙しい朝でも書ける簡単例文集

保育士としては、どんな些細なことでも、家庭での子どもの姿を知れるのはとてもありがたいんです。

子どもは家庭と園で、少し違う顔を見せていることがよくあります。

「家ではこんなふうに過ごしています」と教えてもらえると、園での対応がぐっとしやすくなることも。

ここでは、すぐに使える簡単例文をテーマ別にご紹介します。

遊びの様子を書いてみる

  • 「今朝はぬいぐるみと一緒に朝ごはんを食べていました」
  • 「最近は電車遊びに夢中で、お迎え後もずっと遊んでいます」
  • 「積み木でタワーを作って『見てー!』と大はしゃぎでした」

子どもが好きな遊びを共有するだけでも、その子らしさが伝わります。

成長や生活の変化を伝える

  • 「最近、自分で靴を履きたがるようになりました」
  • 「ありがとうやどうぞをよく言えるようになりました」
  • 「トイレでおしっこできるようになりました!」

成長の気づきは、園と一緒に喜びを共有できる嬉しい情報です。

困っていること・気になることを相談してみる

  • 「食事中に立ち歩くことが増えて困っています。園ではどうですか?」
  • 「寝かしつけに1時間以上かかってしまいます…」
  • 「お友だちとの関わりでトラブルがあったら教えてください」

家庭での悩みを気軽に相談できるのも連絡帳のいいところ。

構えず一言でもOKです。

食事・睡眠の様子をさらっと書く

  • 「朝ごはんはパンとヨーグルト。完食しました」
  • 「昨夜は21時に寝て、今朝は6時半に起きました」
  • 「夜中に何度か起きて、今日は少し眠そうです」

基本項目にプラスして少し補足するだけでも、園の配慮に繋がります。

時間がない日の一言バリエーション

  • 「元気に登園します!」
  • 「特に変わりありません」
  • 「昨日も楽しかったようで、たくさんお話してくれました」

書けない日は無理せず、定型フレーズでOKです。

何も書かないより一言があると、保育士も安心します。

アプリならスタンプを押すだけでもいいですね!

薬や体調の変化は必ず共有を!保育士が本当に助かる情報とは

保育園では、日々多くの子どもたちを預かっています。

その中で特に保育士が気をつけて見ているのが「体調の変化」

子どもは言葉でうまく伝えられないことも多いため、家庭でのちょっとした変化や薬の使用状況は、園でのケアにとても重要なヒントになります。

「たまたまだから書かなくてもいいかな」と思わず、気になることがあればぜひ連絡帳で伝えてください。

薬を服用しているときは、必ず伝えてほしい

投薬欄は園が使用する連絡帳やアプリによってさまざま。

そこがない場合でも自由記述欄に一言添えるか、口頭で伝えていただけると非常に助かります。

例えば…

  • 「朝に抗生剤を飲んでいます。下痢しやすくなるかもしれません」
  • 「咳止めを飲んでいますが、今日はまだ咳が出ています」

このような情報があるだけで、体調不良か薬の副作用かの判断がしやすくなります。

特に以下のような薬は、保育中の様子に影響が出る可能性があるため要注意です。

• 抗生剤(下痢や腹痛の副作用が出やすい)

• 咳止め・鼻水の薬(眠気を誘うタイプも)

• 軟膏や点眼薬など、保育中の塗布や点眼が必要なもの(保育園で投薬がしてもらえるかどうかは事前に確認してください)

記載のしかたに迷ったら、ひとまず「薬を飲んでいます。詳しくは口頭で説明します」でもOKです。

体調のちょっとした変化も共有を!

  • 「昨夜微熱があって心配でしたが、今朝は平熱です」
  • 「鼻水は続いていますが、元気にしています」
  • 「朝から機嫌が悪く、登園時に泣いていました」

こうした情報があると、園でも意識して体調を見守ることができますし、必要に応じてお迎えのタイミングを早めるなどの対応ができます。

伝え方のポイント:完璧に書かなくてもいい

「どうやって書けばいいのか分からない…」と悩む必要はありません。

例えば…

  • 「抗生剤を今朝から飲み始めました(5日間の予定です)」
  • 「昨日から鼻水が出ていますが、本人は元気です」
  • 「寝る前に少し咳をしていましたが、朝は落ち着いています」

ざっくりとした内容でも構いません。

伝えることが一番大切です。

保育士が「本当に嬉しい」と感じる連絡帳の使い方とは?

連絡帳は「義務」ではありません。

でも、毎日読む立場の保育士としては、そこに書かれた何気ない一言が、子どもを見るうえでの手がかりになったり、励みになったりします。

ここでは、実際に現場で「嬉しいな」「助かったな」と感じた連絡帳の使い方をご紹介しますね。

子どもの「らしさ」が伝わる一言があると嬉しい

例えば…

  • 「靴下を自分ではこうと頑張っていました」
  • 「朝からお気に入りの恐竜の話をずっとしていました」
  • 「保育園での工作を家でも真似して遊んでいます」

こうした一言があると、「この子、昨日の活動を覚えてくれてたんだ!」と感動したり、保育中の声かけにもつなげやすくなります。

子育ての悩みや相談が書いてあると、より関係が深まる

  • 「食事中に立ち歩いてしまって困っています」
  • 「寝かしつけがなかなかうまくいきません」
  • 「弟が生まれてから情緒が不安定です」

保護者の方が「どう書いたらいいか迷いましたが…」と前置きしながらも、悩みや相談を書いてくださると、「園ではこう対応していますよ」と返しやすくなり、家庭と園で一緒に子どもを育てていける感覚が生まれます。

初めての育児では困ったことも多くありますよね。

「お家でこんな対応してみるといいかも」と保育士からアドバイスがもらえること実践しやすくなりますよ。

一言でも気持ちが伝わる!感謝やねぎらいのメッセージ

  • 「いつも丁寧に見てくださりありがとうございます」
  • 「昨日は疲れていたようですが、楽しく過ごせたようで安心しました」
  • 「先生の言葉かけに救われました」

このような言葉が書いてあると、正直に言って、保育士はめちゃくちゃ嬉しいです。

業務の合間に読むことが多い連絡帳ですが、こうしたメッセージは忙しさの中でホッとできる瞬間になります。

書かない日があっても気にしないでOK

「今日は何も書けなかった…」と罪悪感を抱く必要はまったくありません。

子育て中の朝は戦場ですし、時間がないのは当たり前。

毎日書かなくても大丈夫です。

だからこそ、たまにふと書かれた一言が、保育士にとってはとても大きな意味を持ちます。

連絡帳は「子どもの成長を一緒に見守る」コミュニケーションツール

連絡帳は、単なる体調報告のためのツールではありません。

もっと本質的には、保護者と保育士が子どもの成長を一緒に見守るための、大切なコミュニケーション手段です。

実際、連絡帳のやり取りを通じて、保護者と保育士が信頼関係を築いたり、子どもへの理解が深まったりすることも多々あります。

保育士と気持ちを共有できた瞬間が、子育ての支えに

ある保護者の方が、連絡帳にこう書いてくれたことがありました。

「最近子育てに自信がなくて…園ではどうですか?」

その子は園では元気いっぱいで、よく友達にも優しく声をかけてくれる姿がありました。

その様子を丁寧にお返事すると、後日「先生の言葉にすごく救われました」と返信があり、保育士側も胸があたたかくなったのを覚えています。

連絡帳を通じて「家では見えない姿」を知れるのは、保護者にとっても安心材料。

反対に「園ではこんなことに挑戦していますよ」と保育士が書くことで、家での言動に納得がいくこともあります。

子どもの変化に気づき合える、かけがえのない記録に

  • 家ではできなかったことが園でできるようになった
  • 園で使っていた言葉を家で口にするようになった
  • イヤイヤが少し落ち着いてきた時期が、園の様子ともリンクしていた

そんなふうに、連絡帳が「子どもの成長の記録」として残っていくのです。

後から見返して「こんなことで悩んでいたんだな」「この頃から〇〇ができるようになったんだ」と気づくこともたくさんありますよ。

保育園に預ける罪悪感が安心や信頼に変わることも

仕事復帰やきょうだい育児で、子どもを保育園に預けることに後ろめたさを感じる方も少なくありません。

でも、連絡帳を通じて先生とやり取りを重ねていくうちに、「ちゃんと見てくれている」「園でも愛されている」と実感し、心が軽くなる保護者の方も多いです。

連絡帳は、毎日のちょっとしたやりとりの積み重ね。

そこには、子どもの日々の変化や、保護者と保育士のあたたかな信頼関係が詰まっています。

完璧じゃなくていい、忙しい日があってもいい。

でも、たまに交わされる一言が、子どもを中心にした関係をしっかりと支えてくれます。

よくある質問Q&A|連絡帳こんなときどうする?

連絡帳に慣れていないと、「これってどうすればいいの?」「先生にどう伝えれば?」と戸惑う場面もありますよね。

ここでは、保護者の方からよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。

すぐに役立つ実践的なヒントもご紹介します。

Q1. 忙しくて書き忘れてしまった…どうすればいい?

A. 気にしなくて大丈夫です!

朝はバタバタするのが当たり前。

連絡帳の自由記述欄には何も書かれていなくても、それだけで保育の対応に支障が出ることはありません。

大事なのは、必要な情報(体温やお迎え時間など)が伝わっていること。

時間がある時に、たまに一言でも書いてもらえると嬉しいです。

Q2. アプリと紙の連絡帳に違いはあるの?

A. アプリでも紙でも違いはありません。どちらも自由欄の活用はおすすめです。

最近はアプリでの入力が主流になりつつありますが、アプリでも紙でも、園が指定した形式に沿っていれば大丈夫です。

ただし、自由記述欄がある場合は、そこに一言加えていただけると、保育士側が子どもにより寄り添いやすくなります。

もちろん書かなくても大丈夫!

前日の夜にある程度書いておいて、朝は少し修正するだけにしておくとラクになりますよ。

Q3. 書き方のトーンが分かりません。かしこまった方がいいですか?

A. 丁寧でなくてもOK。普段話すような言葉で大丈夫です。

保育士は、保護者のありのままの声を知りたいと思っています。

「○○に困っています」「昨日は機嫌が悪くて…」など、ざっくりで構いません。

かしこまりすぎると書くハードルが上がってしまうので、無理なく自然体でOKです。

Q4. 連絡帳でこんなこと書いてもいい?と迷ったら?

A. 書いてもOK!むしろ歓迎です。

例えば…

  • 「子どもが○○先生のことを家でよく話しています」
  • 「家でお友だちの名前を言っていました」
  • 「園の歌を家でも口ずさんでいます」

こうした何気ない話は、保育士にとってとても嬉しい情報です。

「書きすぎたかも?」と感じるくらいでも全然大丈夫。

遠慮せずに思ったことを書いてくださいね。

Q5. 先生に質問してもちゃんと読んでもらえる?

A. もちろんです!

「忙しいだろうから迷惑かな…」と気を遣ってしまう方も多いですが、連絡帳は保育士との大事な連絡手段。

しっかり目を通して、お返事をお返しします。

緊急性が高い内容(体調の悪化など)は、念のため口頭での伝達もあわせていただけるとより安心です。

まとめ

「何を書けばいいか分からない」

「書いたほうがいいとは思うけど、時間がない」

連絡帳にまつわるそんな悩みは、多くの保護者が感じているものです。

でも、保育士の立場からお伝えしたいのは、連絡帳に正解も完璧も必要ないということ。

大事なのは、子どもを真ん中にして、家庭と園が少しずつつながっていくこと。

そのきっかけになるのが、たった一言でも添えられた連絡帳のメッセージなのです。

連絡帳は、ただの記録ではありません。

子どもを囲む大人たちが想いを交わしながら、一緒に育てていくための「やさしい橋」のようなもの。

どうか気負わず、あなたらしいペースで。

保育士は、どんな言葉もありがたく受け取っています。

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