新しい年が明け、いよいよ卒園までのカウントダウンが始まる1月。
お正月休みを終えた5歳児さんは、家庭での賑やかな経験を自信満々に話し一回り逞しくなった表情を見せてくれます。
保育士ママである私も、この時期の年長クラスでは「もうすぐ1年生」という意識を大切に育みながら、カルタや凧あげなどの伝承遊びを通して、仲間と競い合い協力する楽しさを共有してきました。
今月は生活発表会に向けた劇遊びも本格化し、クラスの絆がより深まる時期。
小学校進学を見据えた生活習慣の確立と、冬ならではの探究活動をバランスよく取り入れていきたいですね。
この記事では忙しい先生たちのために、そのまま使える文例をまとめています。
少しでも書類を早く終わらせて、子どもたちと向き合えるように参考にしてください。
5歳児・1月の子どもの姿
就学を意識し、自律的な生活や仲間との協同作業に意欲的に取り組む年長さんの姿をまとめました。
- 「1年生になったら~」と就学への期待や不安を口にし、身の回りのことや学習的な活動に対して意欲的に取り組もうとする。
- お正月休み中の出来事を順序立てて詳しく話し、保育者やお友だちに聞いてもらうことで満足感を得る。
- 伝承遊び(カルタ、凧あげ、けん玉等)において、ルールを自分たちで確認し合い、勝ち負けを認め合いながら熱中して遊ぶ。
- 雪や氷の観察、鏡開きなどの行事を通し、冬の自然現象や伝統文化の由来に強い関心を持ち、探究しようとする。
- 生活発表会の劇遊びで、自分の役割に責任感を持ち、お友だちとセリフや動きを工夫しながら一つのものを作り上げようとする。
5歳児・1月のねらい
就学への橋渡しと伝統・自然への探究を軸にしたねらいを設定しています。
- 小学校入学を見据え、早寝早起きや清潔の保持など基本的生活習慣を自ら整え、見通しを持って行動する。
- お正月ならではの伝承遊びや行事に親しみ、日本の文化や言葉、数、文字への関心を深める。
- 冬の自然事象(氷、雪、空気の変化)に興味を持ち、不思議に思ったことを調べたり、友達と共有したりする。
- 生活発表会などの集団活動を通し、仲間と意見を出し合い、協力して目標に向かう達成感を味わう。
- 自分の体調や感情を客観的に捉え、相手の気持ちを尊重しながら適切な言葉で伝えようとする。
5歳児・1月の内容および構成(5領域)
就学に向けた自律と、最高学年らしい協同を意識した構成です。
養護(生命・情緒)
- 生命: 室内外の気温差に合わせて自律的に衣服を調節し、早寝早起きや朝ご飯の大切さを理解して、健康な身体作りに努める。
- 生命: 感染症予防(手洗い・うがいの徹底、換気、加湿)に自ら進んで取り組み、自分の健康状態に留意して過ごす。
- 情緒: 就学への不安や葛藤を受け止めてもらう安心感の中で、年長児としての自信と誇りを持って活動できるようにする。
- 情緒: 自分の得意なことや頑張りを発表し、認められる経験を通して、自己肯定感を高め、お互いを尊重する心を育む。
教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)
- 健康: サッカーや凧あげ等の全身運動を楽しみ、運動機能の発達を促すとともに、栄養バランスや口腔衛生(虫歯予防)への意識を高める。
- 人間関係: サッカー大会や劇遊び等のグループ活動を通し、仲間と協力する楽しさや、ルールを守って競い合う心地よさを味わう。
- 環境: 氷の観察や七草がゆ・鏡開きなどの体験を通し、冬の自然現象の不思議や伝統文化の由来を知り、知的好奇心を深める。
- 言葉: カルタや連想ゲーム等の言葉遊びを通し、文字や数への興味を広げ、相手に伝わりやすい発表の仕方を考える。
- 表現: 生活発表会に向けて劇や合奏に取り組み、役の心情を考えて演じたり、音を合わせる楽しさを味わったりしながら創造性を育む。
5歳児・1月の環境構成と保育者の援助
主体的な学びを支える工夫と、就学への具体的な支援をまとめています。
- 環境: 冬の自然を探究できるよう氷作り用のバケツを準備し、伝統文化に親しめるようお正月遊びのコーナー(カルタ、けん玉等)を充実させる。
- 環境: 小学校への関心が持てるよう、小学校からの手紙や写真、時計を意識した活動予定表、ハンカチ・ティッシュを管理できる場所を整える。
- 援助: 意見の衝突があった時はすぐに介入せず、お互いが納得できる解決策を自分たちで見つけられるよう、対話を粘り強く見守る。
- 援助: 劇の練習では、「どんな気持ちで言っているかな?」と問いかけ、子どもたち自身が表現の工夫を楽しめるよう側面的なサポートを行う。
- 援助: 就学不安を感じている子には個別にゆったりと関わり、保育園が安心できる拠点であることを保障しながら、自信を育む言葉かけを行う。
小学校教育との接続(架け橋期)
- 生活習慣: ハンカチ・ティッシュの携帯、雑巾絞り、丁寧な挨拶など、小学校生活で必要な基本動作を日常の中で習慣化する。
- 学びの基礎: 挙手して発言する機会を設けたり、給食の配膳を通して数や量の概念に触れたり、手紙交換で文字による交流を楽しんだりする。
- 時間の意識: 「時計の針が〇〇になるまでに~しよう」と、見通しを持って行動できるような声かけを行い、活動と休憩の切り替えを自律的に行えるようにする。
保育士ママの「ここが書き方のコツ!」
5歳児の1月案では、自治の力と社会的スキルの獲得を強調するのがポイントです。
単にお正月遊びをするだけでなく、「自分たちでルールを調整し、勝敗の折り合いをつける姿」を記述すると、就学前の発達段階を捉えた質の高い計画になります。
また、小学校接続については、保護者の不安も大きくなる時期。
書類に「就学児健診後の不安に寄り添い、家庭と連携して個別の配慮を行う」といった記述を含めると、園全体の支援体制としても評価されますよ。
伝承遊びを通した数や文字への関心についても、机上の学習ではなく「遊びの中での自然な学び」として盛り込むのがコツです!
まとめ
5歳児・年長クラスの1月は、行事の熱気と共に子どもたちが「自分たちの力」で生活を切り拓いていく頼もしさを感じる時期です。
発表会の練習でバタバタし、先生も「計画通りに進まない!」と焦ることもあるかと思いますが大丈夫!
今、仲間と笑い、悩み、一つの目標に向かっている経験が、子どもたちが小学校という新しい世界へ飛び出すための最強の翼になります。
この文例をベースにアレンジして、サクッと事務作業を終わらせてくださいね。
先生が余裕を持って笑顔でいることが、子どもたちが自信を持って一年を締めくくるための、一番の力になります!
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