赤ちゃんを迎える準備でよく耳にするバウンサー。
でも「いつからいつまで使えるの?」「ハイローチェアとの違いは?」と迷う方も多いのではないでしょうか?
実はバウンサーは、赤ちゃんをあやしたり家事の合間に安心して座らせておけたりと、育児の強い味方になるアイテムです。
ただし種類や機能もさまざまで、選び方を間違えると「思ったより使わなかった…」という声も少なくありません。
この記事では、バウンサーとハイローチェアの違いをわかりやすく解説しながら、用途やライフスタイルに合わせた選び方のポイント、さらにおすすめの商品をご紹介します。
これから購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
バウンサーを使う目的とは?ハイローチェアとの違い

バウンサーって何のために使うんですか?



バウンサーって何に役立つか知りたいですよね。
ここでは、バウンサーを使う目的とよく間違われるハイローチェアとの違いをみてきましょう!
バウンサーは、ママやパパの抱っこの代わりに、赤ちゃんを優しく揺らしてあやしてくれる育児アイテム。
忙しい時や手が離せない時でも、心地よい揺れで赤ちゃんをリラックスさせてくれるのが大きな魅力です。
【バウンサーのメリット】
- ゆらゆらとした揺れで赤ちゃんを安心させられる
- 胎内にいた頃のような安心感を与えてくれる
- 授乳後も少し起こした状態で休ませられ、吐き戻しの軽減につながる
- 抱っこの負担を減らし、ママ・パパの体力をサポート
- 軽量、コンパクトで、家の中どこでも移動しやすい



バウンサーとハイローチェアの違いは?



見た目は似ていますが、目的が大きく異なります。
- バウンサー:赤ちゃんをあやすためのもの。軽くて持ち運びやすく、価格も比較的リーズナブル
- ハイローチェア:寝かしつけや食事にも使える多機能タイプ。キャスター付き、高さ調整付きで長く使える分、価格は高め


ハイローチェアは寝かしつけ目的で作られているのに対し、バウンサーは睡眠用途での使用には適していません。
2024年6月に安全基準が改訂され、「寝かしつけには使用しないように」と明記されています。
寝返りによる転落やSIDSのリスクを防ぐため、赤ちゃんが眠ってしまったら必ずベビーベッドなど安全な場所へ移動させましょう。
詳しく知りたい方はこちらから!
バウンサーはいつからいつまで使える?


対象年齢は新生児~2歳頃までが目安。
年齢だけでなく、耐荷重(何キロまで使えるか)でも判断すると安心です。
また、多くの赤ちゃんは生後半年ごろから寝返りを始め、行動範囲が広がります。
だんだん思うように座ってくれなくなることが増え、実際には1歳前後で卒業するケースが多いです。



我が子も寝返りを始めた頃から、座るのを嫌がるようになり卒業しました。
バウンサーの選び方のポイント|どんなタイプがある?


バウンサーには3つのタイプがあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介しますので、ご家庭に合ったものを選ぶ参考にしてみてください。
バウンシングタイプ
バウンシングタイプは、子どもの体重によって持続する縦揺れが特徴です。
【メリット】
- 軽量で持ち運びしやすい
- 折りたたんでコンパクトに収納できる
- 赤ちゃんが自分で揺らして遊べる
- 価格がリーズナブル
- カバー類の着脱が簡単で手入れがしやすい
【デメリット】
- 使用期間が短い
- フルフラットにならない
- 多機能なものは少ない


ロッキングタイプ
ロッキングタイプは、ゆりかごのように前後に揺れるのが特徴。
大人が揺らすことで横揺れにすることも可能です。
【メリット】
- チェアとしても利用可能で、長く活用できる
- おもちゃなどのオプション品が充実している
【デメリット】
- 設置スペースはある程度必要
- 重量が4〜5キロ程度ある
- 持ち運びには適さない


電動バウンサータイプ
電動タイプは、自動で揺れるためあやす手間が少ないのが特徴です。
【メリット】
- 自動で揺れてあやしてくれる
- 揺れのバリエーションが豊富
- 音楽機能がついている商品もある
【デメリット】
- 手動のバウンサーに比べると高価
- 使用期間が短い
- 設置スペースが必要
- 重量があり、持ち運べない
- 電源が必要で、置き場所が限られる




バウンサーの選び方ポイント|リクライニングや素材は?


ここでは、機能別バウンサーの選び方のポイントを解説します。
リクライニングで選ぶ
バウンサーにはリクライニング機能があります。
3段階で調節できるものが多く、中には4段階まで細かく調節できるものも。
赤ちゃんの月齢や体重によって使用できるリクライニング角度が異なるので、使用前に確認してくださいね。
【メリット】
- リクライニングを深く倒すと、赤ちゃんがリラックスした姿勢で過ごせる
- 少し角度をつけると、赤ちゃん自身が体重移動をすることで揺れて遊べるようになる
- シートを起こすと、周りがよく見渡せるので機嫌良く過ごせる
- 揺れをロックし、食事用や遊び用の椅子としても使える商品もある
リクライニングは、3段階に調節可能なものがおすすめ。
・1番リクライニングを倒した状態は、ねんねやくつろぐ時に
・リクライニングの中段では、遊びや休憩時に
・最もリクライニングを起こした状態では、揺れが大きく、赤ちゃんが1人で楽しく揺れて遊ぶ時に
必ず月齢や体重に適した角度で使用しましょう。
ボタンやつまみで角度調整がスムーズにできるものを選ぶと良いですよ。
ボタンやつまみが硬くて調節しづらいものもあるので、中には硬くて調節しづらいものもあるので、購入前に店頭で試してみることをおすすめします。
素材で選ぶ
体温が高く、汗をかきやすい赤ちゃんには蒸れにくいメッシュ素材がおすすめです。
【メリット】
- 通気性がよい
- 夏は涼しく、冬は蒸れにくいため一年中快適
- 洗濯後に乾きやすく、手入れがしやすい
バウンサーに使用される素材には、どのようなものがあるでしょうか?
- メッシュ:通気性がよく、速乾性がある
- コットン:キルティングのソフトなクッションシート。吸湿性に優れ、さわやかな肌触りが特徴
- 3Dジャージー:柔らかな肌触りが特徴。内側に放熱効果あり
- ウーブン:赤ちゃんの肌にやさしく、光沢のある仕上がりで高品質
バウンサーの素材はさまざまあるので、赤ちゃんやママの好みで選ぶと良いでしょう。
特に、べビービョルンには全ての素材で作られたバウンサーが販売されています。


お好みの素材を探してみてくださいね!








バウンサーの選び方ポイント|こんなところもチェック!


ここでは、バウンサーの便利な機能をご紹介します。
軽量・折りたたみ
部屋のさまざまな場所で使う予定なら、軽量・折りたたみできるものを選ぶと良いでしょう。
使わないときに収納する場合、厚み(高さ)15cm・3kg以下の商品がおすすめです。
軽量で折りたためるものは、ママが移動する場所に一緒に持って行けるため便利!
・キッチンで料理をしている時
・ベランダで洗濯物を干す時
・入浴する時
・旅行や帰省先
手軽に持ち運べるため、常にママの近くで赤ちゃんを見守れて安心ですよ。


丸洗い可能
常に清潔を保つためには、本体とシートのお手入れがしやすいバウンサーを選ぶと良いでしょう。
バウンサーのシートには、洗濯機で洗えるものが多くあります。
洗濯ネットに入れれば洗えるシートを選ぶと使い勝手が良いですよ。
特に、メッシュ素材は乾きやすいのでおすすめです。


おもちゃ付き
バウンサーにはメリーやベビージムのように、おもちゃがついた商品があります。
おもちゃ付きのものは赤ちゃんが楽しく過ごしてくれるのでおすすめです。
おもちゃに手を伸ばす、追視するなど発達を促すのにも役立ちます。
【メリット】
- おもちゃは人形タイプや、握ると音がなるおもちゃなど種類はさまざま
- 口に入れてもケガをしにくいやわらかいものが多い
- 取りはずし可能ならバウンサーから離れても遊べる
- ひとり遊びを促せる
- 追視の練習になる
【デメリット】
- 抱き上げる時におもちゃが邪魔になる


まとめ
バウンサーは使える期間こそ限られますが、その短い時間をとても豊かにしてくれるアイテムです。
赤ちゃんが心地よさそうに揺れている姿を見られるのも、育児の幸せなひととき。
「安全に」「快適に」過ごせる一台を選んで、赤ちゃんとの毎日をより楽しい時間にしてくださいね。