赤ちゃんを迎える準備の中で、意外と悩むのが「ベビーベッドって必要?」「買うべき?それともレンタル?」ということ。
ベビー用品店ではかわいいベビーベッドがたくさん並んでいて、つい欲しくなってしまいますよね。
でも、実際に使うのは数ヶ月だけということも多く、決して安くない買い物です。
買ったはいいけれど、赤ちゃんがあまり寝てくれなかったり、置き場所に困ったり…なんて話もよく聞くもの。
私自身、2人の子どもを育てる中で、ベビーベッドは「レンタルで十分だった」と実感しています。
この記事では、そんな私の体験を交えながら、ベビーベッドの「購入」と「レンタル」の違いや、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説。
赤ちゃんを迎える準備が少しでも楽しく、そしてラクになるよう、お手伝いができたら嬉しいです。
ベビーベッドはいつまで使う?

もうすぐ出産です。
ベビーベッドって買った方がいいかレンタルか迷っています…。



ベビーベッドを買うorレンタルするか問題は悩みますよね。
ここからは、ベビーベッドの使用期間や私が2人育てた体験談からお話します。
ベビーベッドの使用期間はどのくらい?
ベビーベッドの使用期間は、一般的に生後すぐから生後6ヶ月頃が目安とされています。
この頃までは赤ちゃんが自分で動き回ることも少なく、ママも安心してベビーベッドで寝かせることができる時期です。
ベビーベッド使用終了のサインは?
赤ちゃんの発達には個人差がありますが、早い子だと生後5〜6ヶ月頃から寝返りをしたり、つかまり立ちを始めたりします。
さらに成長が進むとハイハイをするようになるため、安全面からもベビーベッドは卒業のタイミングと言えるでしょう。
【私の体験談】実際にどのくらい使った?
私の場合、上の子はベビーベッドよりも添い寝がいいタイプだったので、レンタルしたベビーベッドは生後2ヶ月に返却。
下の子は生後5ヶ月ごろまでしっかりベビーベッドで寝てくれましたが、寝返りが始まるとベッドの柵に引っかかるようになりました。
上の子がいたので安全のためにベビーベッドはあって正解でしたが、生後6ヶ月には返却。
つまり、「ベビーベッドが必要な期間」は思っているよりも短いことが多いんです。
長く使えるタイプもあるけれど…
中には「ベビーサークルとして使えるタイプ」や「キッズベッドに変形できるタイプ」など、長く使える設計のベビーベッドもあります。
ただし、実際にそうした形で使い続けている家庭は少数派かもしれません。
ライフスタイルや住環境の変化に合わせて結局使わなくなる…ということも。
ベビーベッドを「買う」メリット・デメリット


ここでは、ベビーベッドを「買う」場合のメリット・デメリットを解説します。
メリット | デメリット |
---|---|
自分好みのデザイン・機能を選べる 新品で衛生面も安心 きょうだいでも繰り返し使える 好みのマットレスや布団を組み合わせられる 使い終わったあとに譲ったり、フリマで売ることもできる | 使わなくなったあとの収納場所に困る 購入費用が高くなりがち 使う期間が短い場合はもったいない 処分が大変 |
ベビーベッドを「買う」5つのメリット
1.自分好みのデザイン・機能を選べる
購入なら、新品の中からデザインや素材、安全性にこだわって選べます。
ナチュラル系・シンプル系・インテリアに合ったカラーなど、「お部屋に合ったものを使いたい!」という方にはおすすめ。
2.新品で衛生面も安心
赤ちゃんに初めて使わせる寝具は衛生面が気になるというママパパも多いはず。
購入であれば誰も使用していない新品が選べるので、より安心して使えます。
3.きょうだいでも繰り返し使える
2人目や3人目も考えているなら、長い目で見てコスパが良くなるケースも。
大切に保管すれば、数年後にまた同じベッドを使うこともできます。
4.好みのマットレスや布団を組み合わせられる
ベビーベッド本体だけでなく、敷き布団やカバーなどの寝具も自由に選べます。
アレルギー対策や季節ごとの素材選びもできるので、赤ちゃんにとって快適な環境を作れますよ。
5.使い終わったあとに譲ったり、フリマで売ることもできる
状態が良ければ、メルカリやジモティーなどで売ることも可能。無償で友人や親戚に譲るなど、再利用もしやすいです。
ベビーベッドを「買う」4つのデメリット
1.使わなくなったあとの収納場所に困る
ベビーベッドはサイズが大きく、分解しても場所をとります。
特にマンションや収納スペースの少ない家庭では、保管が難しいことも。
2.購入費用が高くなりがち
本体価格に加え、寝具やベッドガードなどもそろえると数万円かかることも。
「結局すぐ使わなくなった…」という場合は、コスパが悪く感じることもあります。
3.使う期間が短い場合はもったいない
実際には生後3〜6ヶ月ほどしか使わなかったという声も多いです。
夜間の授乳や泣き対応をラクにするために添い寝に切り替えたり、ハイハイやつかまり立ちを始めたら布団にするなど、使用期間が思ったより短いことも。
4.処分が大変
粗大ごみとしての処分が必要になったり、分解に手間がかかる場合もあります。
地域によっては処分費用がかかる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
ベビーベッドを「レンタルする」メリット・デメリット


ここでは、ベビーベッドを「レンタルする」場合のメリット・デメリットを解説します。
メリット | デメリット |
---|---|
必要な期間だけ使える 使い終わったら返却するだけでOK 購入よりもコストを抑えられる場合がある 赤ちゃんの成長や生活スタイルに合わせて選べる 清掃・消毒済みで安心して使える | 長期使用の場合は割高になることも 新品ではないため、使用感が気になる人には不向き 人気商品は早めに予約が必要 組み立て・返却に手間がかかることも |
ベビーベッドを「レンタルする」5つのメリット
1.必要な期間だけ使える
ベビーベッドを使う期間は赤ちゃんによってさまざま。
数ヶ月で使わなくなることも多い中、レンタルなら「使う時期だけ借りる」ことができるので無駄がありません。
「寝返りを始めたら布団に切り替えたい」「夜間授乳が大変になって添い寝に変えるかも」といった変化にも柔軟に対応できます。
2.使い終わったら返却するだけでOK
ベビーベッドは意外と大きくて場所をとります。購入すると、使わなくなった後の置き場所に困ることも…。
レンタルなら返却するだけなので、収納スペースを確保する必要もなく、家の中をスッキリ保てます。
3.購入よりもコストを抑えられる場合がある
たとえば3ヶ月~6ヶ月だけ使いたい場合、購入よりレンタルのほうが安く済むことが多いです。
初期費用が抑えられるので、他の育児グッズにお金をかけたいご家庭にはおすすめ。
4.赤ちゃんの成長や生活スタイルに合わせて選べる
ハイタイプやミニサイズ、添い寝タイプなど、いろんな種類がレンタルできるので「自分たちの暮らしに合ったベッド」を気軽に試せます。
上の子がいるご家庭では「いたずら防止にハイタイプにしたい」など、必要に応じて変更も可能。
5.清掃・消毒済みで安心して使える
「中古品だから不安…」という声もありますが多くのレンタル業者ではしっかりとしたクリーニングと安全点検を行っています。
むしろ、プロの手による清掃が入っているため、安心して使えるという声も。
ベビーベッドを「レンタルする」4つのデメリット
1.長期使用の場合は割高になることも
1年以上使う予定がある場合は、月額料金が積み重なり、購入より高くついてしまう可能性も。
「きょうだいでも使いたい」「2人目にも使いたい」と考えている方は、購入の方がコスパが良くなるかもしれません。
2.新品ではないため、使用感が気になる人には不向き
傷や使用感がある場合もあり、気になる方には少し不向きです。
とはいえ、見た目を重視しなければ十分きれいな状態で届くことが多いですよ。
3.人気商品は早めに予約が必要
出産が多い時期など、人気の機種やサイズが予約で埋まってしまうことも。
「このベッドが使いたい!」と決まっている場合は、早めに予約しておくと安心です。
4.組み立て・返却に手間がかかることも
業者によっては配送・設置までしてくれるところもありますが、自分で組み立てが必要な場合もあります。
返却時も、解体して元の状態に戻す必要があることもあるため、サービス内容を事前に確認しておきましょう。
実際にレンタルして感じた「リアルな本音」


我が家は、2人ともベビーベッドはレンタルで十分と感じた派です。
その理由を、実際に使ってみて感じたこととあわせてご紹介します。
使用期間が本当に短かった!
1人目のときは、「安全だし、衛生的だし、ベッドは絶対必要!」と思い、生後すぐからベビーベッドをレンタルしました。
でも…実際に使っていたのは生後1ヶ月くらいまで。
ベッドで寝るのが好きではない子だったので、寝かせようとするたびにグズグズ…。
結局添い寝の方がラクになり、大人用ベッドで一緒に寝ることに。
2人目は、上の子がいるためベビーベッドは必須でした。
ただ、結局半年くらいしか使わなかったので、「買わなくてよかった!」と心から思っています。
部屋が狭くても使いやすかった
ベビーベッドって思ったより場所を取るんですよね。
購入してしまっていたら、「やっぱり邪魔かも…でも高かったし処分しにくい…」となっていたかもしれません。
レンタルなら「必要な間だけ」と割り切れるし、気軽に返却できるから、狭い部屋でもストレスが少なかったです。
使い終わったらすぐ返却できてスッキリ!
ベビーベッドって、分解も大変だし、置いておくと本当に邪魔になります。
レンタルなら、使い終わったら回収してもらえるので、収納や処分の心配がゼロ!
特に子どもが2人いてバタバタしていると、収納場所の確保や、片付けの手間がないだけでもかなり助かりました。
レンタルの方がコスパが良かった
例えば、1ヶ月2,000円前後で借りられるレンタルサービスも多く、半年借りても1万円ちょっと。
買うより圧倒的に安いし、「使わなくなったらすぐ返せる」という自由さは大きなメリットでした。
2人目も迷わずレンタルで安心感アップ
上の子のときの経験があったので、下の子のときは迷わずレンタル。
「また短期間だろうな」とわかっていたから、サクッと借りてサクッと返すだけ。
上の子のときにミニタイプのベビーベッドでも思いのほか大きかったので、反省を活かしてワゴン型のベビーベッドにしたら大正解でした!
クリーニング済みなので、傷なども気にならず清潔だったので安心して使えましたよ。
ベビーベッドはいつ借りる?借りどきのタイミング


「ベビーベッドをレンタルしたいけど、いつから借りるべき?」と迷う方は多いと思います。
実際、私も初めての出産前はタイミングがわからず悩みました。
ここでは、ベビーベッドを借りるおすすめのタイミングと、借りるときに考えておきたいポイントを紹介します。
出産前の「臨月頃」がベスト!
いちばんおすすめなのは臨月に入る直前(妊娠9ヶ月頃)
赤ちゃんがいつ生まれても慌てないよう、出産の1〜2週間前には届くように手配しておくと安心です。
特に里帰り出産をしない場合、自宅に赤ちゃんを迎える準備を早めに整えておくのが◎
人気シーズンは早めの予約がおすすめ
春から夏にかけては出産が多くなるシーズンです。
この時期は、人気のベビーベッドが在庫切れになることも。
気に入ったデザインやコンパクトサイズなど、希望がある場合は妊娠7〜8ヶ月ごろから予約しておくと安心です。
生まれてからの手配もOKだけど注意点も…
まだ使うか迷っていて、「生まれてからレンタルしたい」という場合でももちろん大丈夫!
ただし、新生児期はバタバタしやすく、手続きが後回しになりがちなので注意。
特に配送に数日かかることもあるため、「退院してから届くまでどう寝かせるか?」を事前に考えておきましょう。
兄弟やペットがいる家庭はすぐ必要!
上の子がまだ小さかったり、ペットがいるご家庭では、安全面を考えて早めの設置が必要です。
そういった場合は、生まれる前に設置しておくことで「赤ちゃんに触らせない」「寝ているときの事故防止」に役立ちます。
我が家は2人目の出産前から用意していたので、まだ小さかった上の子も「あか(赤ちゃん)寝るとこ」とわかってくれました。


ベビーベッドのレンタルOK!おすすめサービス


「どこでベビーベッドをレンタルすればいいの?」という方のために、人気のレンタルサービス3社をピックアップしてご紹介します。
サービスの特徴や送料、レンタル期間の柔軟さなど、選ぶ際にチェックしたいポイントもあわせてまとめました。
ベビレンタ
・業界最安値、品揃えNo. 1と話題のレンタルサービス
・元保育士スタッフをはじめ、多くの育児経験者が運営
・アップリカやマキシコシなど有名ブランドの商品を豊富に取り揃えている
受け取り方法 | 宅配 |
支払い方法 | クレジットカード決済、代金引換、銀行振込 |
配送料 | 商品のサイズによる(1,200〜8,000円程度) |
レンタル可能期間 | 3日間〜 |
ナイスベビー
・品揃え豊富、全国配送に対応しているレンタルサービス
・レンタルの他に、新品のベビー用品を購入することも可能
・里帰りパック、出産準備パック、子育て応援パックなど、出産や子育てに必要な商品をまとめてレンタルできるサービスあり
受け取り方法 | 宅配 |
支払い方法 | クレジットカード決済、代金引換、銀行振込 |
配送料 | ・ナイスベビー便:無料(合計金額8,801円以上) ・8,801円以下:770円 ・佐川急便:レンタル1梱包につき往復料金で1,540〜6,600円 |
レンタル可能期間 | 2週間〜(お宮参り、ベビードレスなど3〜7日) |
かしてネッと
・大手企業のダスキングループが展開しているレンタルサービス
・ベビーベッドやベビーカーといったベビー用品の他、お宮参り用品など1度しか使わないけど必要といった商品まで豊富に取り揃えている
受け取り方法 | 来店、宅配 |
支払い方法 | ・来店にて決済:現金またはクレジットカード ・宅配:クレジットカード決済、代金引換、銀行振込 |
配送料 | 配送場所や商品サイズなどによって異なる(見積もり画面より確認可能) |
レンタル可能期間 | 1日〜 |
まとめ
ベビーベッドは、使用期間が限られているからこそ、レンタルという選択肢がとても合理的。
実際に使ってみて「不要だった」「もっと早く返したかった」と思っても、レンタルなら気軽に手放すことができるので、無駄なく、気持ちにも余裕が持てます。
私自身、2人育てた経験から「ベビーベッドはレンタルで十分だった!」と感じています。
他にも何かとお金がかかる出産。
レンタルを利用しながら賢く準備していくと良いですよ。
これから出産を迎える方にとって、少しでも育児準備の負担が軽くなるように、参考にしてくださいね。